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症例一覧
骨性異形成症 (osseous dysplasia)開花性骨性異形成症/開花性セメント質骨性異形成症
顎骨広範囲にセメント質様ないしは骨様硬組織が塊状に増生する非腫瘍性病変
臨床事項
主に中年女性の下顎臼歯部に好発
左右対称性にあるいは上下顎骨に多発
無症状であることが多い
初期は骨透過像を示し、硬組織形成に伴い、広範囲に不透過像を認める
病理組織所見
線維性結合組織内に無細胞性のセメント質様硬組織の塊状形成や骨様硬組織形成
介在する線維性結合組織の量は少ない
セメント質様ないし骨様硬組織形成で占められ、病変部の根尖やその周囲骨と連続す
その他
本疾患は、骨形成線維腫、骨性異形成症や慢性硬化性骨髄炎などと共に、顎骨のいわゆる線維—骨性病変(fibro-osseous lesion)に属する
従来、巨大型セメント質腫(gigantiform cementoma)とよばれ、セメント質腫として扱われていた
感染して骨髄炎(びまん性硬化性骨髄炎)が生じることもある
家族性に発生する遺伝性疾患は、家族性巨大型セメント質腫とよばれ、独立して扱われる
:骨形成線維腫 骨性異形成症 慢性硬化性骨髄炎、びまん性硬化性骨髄炎
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