歯原性腫瘍を理解するための歯の発生および組織学
歯の発生
- 歯胚は、上皮成分であるエナメル器と間葉成分である歯乳頭ならびに歯小囊よりなる
- エナメル器からエナメル質が形成される
- 歯乳頭からは象牙質と歯髄が形成される
- 歯小囊からはセメント質、歯周靭帯、固有歯槽骨が形成される
歯原性腫瘍の分類
- 歯原性上皮からなり、歯原性外胚葉性間葉組織を伴わない腫瘍
→ 純上皮性腫瘍(エナメル器由来)
- 歯原性上皮と歯原性外胚葉性間葉からなり、硬組織を伴う、あるいは伴わない腫瘍
→ 歯原性外胚葉性間葉を伴う上皮性腫瘍
- 間葉あるいは歯原性外胚葉性間葉組織からなり、歯原性上皮を伴うあるいは伴わない腫瘍
→ 間葉系腫瘍(歯乳頭ならびに歯小囊)