[1]予算に計上した特徴的な事業
(【 】内の数値は、予算計上額を示す。)
@学術フロンティア推進事業(研究プロジェクト名称:顎顔面口腔における難治性神経疾患研究の拠点形成)《継続》【7,000万円】
A私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(研究プロジェクト名称:再生医療の実現に向けた幹細胞老化と炎症制御に関わる分子基盤の解明)《新規》【6,000万円】
B歯科医師臨床研修事業《継続》【約2億4,000万円】
C2号館地下2階第4実習室改修《新規》【約2億9,900万円】
D放射線画像フルデジタル化およびレセプトオンライン化など医療コンピュータシステムの整備充実《継続》【約1億4,900万円】
※@〜Cの事業については、文部科学省・厚生労働省からの補助金又は法人本部からの助成金総額約4億3,000万円を予定している。
[2]歯学部総合の収支状況
21年度予算では
経常的な収入総額が約73億5,300万円
経常的な支出総額が約75億7,600万円
となっており、支出が収入を約2億2,300万円上回っている。主な要因は、
@20年度からの学費改定で初年度納付金額を下げたこと(修業年限6年間の納付金総額は増)に伴う学生納付金の減により、経常的な収入が減収
A第4実習室技工机取替え・放射線画像フルデジタル化機器取得および校舎維持などに係る経費の増加により、経常的な支出が増加
となったことによる。なお、施設設備の整備に使用できる21年度末積立金有高見込みは、68億円であり、22年度以降の重要な事業計画を推進していく上での貴重な財源となっている。したがって、今後経常的な支出の増加などにより経常収支を悪化させ、積立金を使用するようなことは避けなければならない。
[3]予算執行に当たってのお願い
4月から新年度の予算執行が開始される。執行に当たっては、前述の収支状況を踏まえ、たとえ予算計上されていても経費の節減に努め、効率的・効果的な予算の使用を心掛けていただきたい。