日本大学歯学部佐藤研究費


 本学部の創設者佐藤運雄先生が, 昭和33年に発行した「医学歯学辞典」の印税を後進の育成のためにと寄贈され, それを基金に昭和51年奨学金制度が制定されました。

 以後, 大勢の卒業生や本学部関係者のご寄付によって基金は大切に育まれ, そこから生まれる果実 (利息) は佐藤奨学金として学生に, また, 佐藤研究費として本学部専任の教職員に給付されています。

 このうち, 佐藤研究費は, 「研究」「出版」そして「海外研修」と目的別に区分されており, 「研究」は有意義な研究課題に対し研究費が給付される研究助成制度で毎年90件以上の給付実績があります。「出版」は研究成果を出版する場合の補助として, また「海外研修」は研究者が海外の研究機関において長期間研究を行ったり, 国際学会における研究発表のための費用として援助をしており, こちらも毎年多数の研究者に利用されています。

 過去 5年間の給付件数はつぎのとおりですが, 主に若手研究者を中心に給付され, 本学部における将来の人材育成に熱心であった佐藤先生の遺志がはっきりと反映された結果になっています。

過去 5年間の給付件数

(平成14年度より募集要領の変更により「研究」の給付件数は減じたが,総支給額は前年度と同額である。)


年 度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成14年度
研究・出版 97 93 88 88 33
海外研修 48 32 34 30 32

(なお, 学生に給付される佐藤奨学金については「学生生活」のページ, 奨学金制度の項をご覧ください。)


研究助成へ戻る