平成20年度佐藤会が、昨年11月9日に行われました。本会は、歯学部創設者の佐藤運雄先生のご遺徳を称えて開催される歯学部および歯学部同窓会の共催事業であり、数えて57回を迎えました。全国各地より多数の同窓会員が参集しました。 会に先立ち、歯学部役教職員ならびに同窓会役員が佐藤先生の菩提寺である曹洞宗万年山青松寺に墓参を行い、13時より本学部1号館大講堂にて佐藤会が始まりました。名誉会員記贈呈、叙勲者表彰、佐藤賞受賞者の表彰に引き続き、日本歯科医師会会長 大久保満男先生による「今後の歯科保健・歯科医療への展望」と題しての特別講演が行われました。本年度の佐藤賞は、学内から「基礎的立場から見たエナメルマトリックスデリバティブの効果」で鈴木直人准教授(生化学、学34)に、学外から「自己硬化性リン酸カルシウム(Self-hardening Calcium Phosphate: SHCP)を用いた動物実験ならびにその臨床応用」で東京都開業の藤川謙次先生(学27)に授与されました。