工業標準化に貢献

〜 経済産業大臣賞受賞 〜



特任教授 堤

 堤 定美特任教授は、工業標準化に貢献したとして経済産業大臣賞を受賞した。国際標準化機構(ISO)や日本工業規格(JIS)の活動を通じて、再生医療機器などの標準化に努力した功績が認められた。 日本では、最近まで再生医療機器の標準規格が設定されていなかったため、安全上の問題から厚生労働省の認可が下りにくく、実用化に問題がかかるといった問題があった。同氏は1983年、ISOの外科用インプラント部会の代表委員に日本人として初めて就任。2006年には同部会の中に再生医療機器の標準化を目指した専門の小委員会設立を提案し、同小委員会は2007年に発足、日本が幹事国になった。これにより、規格基準が設けられ、再生医療の普及・促進の環境が整った。表彰式は10月20日に行われ、賞状とトロフィーが贈られた。



← Prev | Next →
<  161号目次にもどる