口腔診断学

教授 今村佳樹
准教授 小池一喜 岡田明子 野間昇
助教 篠崎貴弘 


歯科患者の高齢化と要介護者の増加を鑑み,全身疾患を持った患者さんを正しく診断し,安全に治療しうる歯科医師を育成することと,口腔領域の難治性特殊疾患(慢性疼痛,心身歯科疾患等)の知識を持った専門医を育成することを目指し,そのための研究,臨床を行っています.


口腔診断学講座は、口腔のウ蝕や歯周病といった歯科の基礎的疾患から難治性の非歯原性疼痛、運動神経障害やストレス・不安から惹起される心因反応の伴う病態などを対象として具体的な臨床に関連した研究を行っています。


主な研究テーマ
口腔顔面領域における疼痛異常発症の中枢神経機構の解明
鼓索神経障害モデルにおける疼痛伝達機構の影響
機能的MRIによる舌痛症患者における疼痛反応の中枢性神経活動の解明
神経障害疼痛における炎症性細胞の影響
心理社会的因子と免疫系・内分泌系・自律神経系機能の関連
難治性口腔痛発症の神経機構解明
延髄領域における片頭痛に随伴する光過敏症発症に対する神経およびグリアの役割
顔面神経麻痺における口腔機能評価
頭頸部における痛みのコントロール


研究内容
非歯原性疼痛はこれまで問題にされることが少なかったが、病態が明らかにされるに従い、その存在が注目されるようになってきた。しかし、未だ明らかでない点も多く、明確な治療概念が確立されていない。当講座では、これら難治性疾患の原因の解明および治療法の確立を目標に研究を行っている。これら研究は、生理学教室、日本大学総合科学研究所、日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科科、東京医科歯科大学歯学部生理学教室と共同で行っている。




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