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TEL. 03-3219-8120

〒101-8310 東京都千代田区神田駿河台1-8-13

日本大学歯学部白菊会

献体とは

医学・歯学の大学で解剖学の教育や研究に役立てるため、無条件・無報酬で死後自らの身体を提供することを献体といいます。献体によって行われる解剖は正常解剖といい、人体の構造を理解するための解剖がなされます。医師や歯科医師になるためには、体の中の血管や神経、筋肉などの大きさが実際にどれくらいなのか、またそれらの位置関係など、教科書だけでは勉強することができない複雑で精巧な人体の構造を正しく把握する能力が要求されます。また、献体されたご遺体から解剖学を勉強させていただくことを通じ、学生は無条件無報酬で身体を提供してくださる尊いご遺志への感謝の気持ちや、ご期待にこたえるべく責任感や自覚など多くのことを学ばせていただきます。このように、献体によってなされる解剖は、次世代の医師や歯科医師の育成や医科学研究の発展の礎となります。日本大学歯学部においても、歯科医師を志す学生一人一人が、献体登録者の願いや尊い精神を理解し、解剖学の知識や確かな倫理観を身につけ、その想いに報いることができる歯科医師となることと信じ、教育させていただいております。

献体に関する手続きについて
献体登録まで
献体を希望される場合、自らのご意志で生前に献体を希望される各大学または献体に関連した団体に登録する必要があります。亡くなられたとき、そのご遺志に従ってご遺体が大学に提供されることにより献体が実行されます。日本大学歯学部の献体登録については、下記の連絡先に申込書を請求してください。申込書には、肉親者の同意が必要となります。生前、献体のご意思をお持ちであっても、実際にその意志を実行できるのはご遺族になります。そのため、献体登録する際にご親族の方に同意を得ておくことが重要となります。親族の範囲などの詳細については、下記の連絡先にご相談ください。献体登録する際、病気を患っていても登録できます。解剖実習の解剖は、正常な人体の構造を学ぶための正常解剖を行いますが、病気や手術の痕も正常な人体の構造と比較することで、大変勉強になります。ただし、感染力の非常に強い感染症に羅患されている場合や、臓器摘出の状況によって献体登録をお断りすることもございます。詳しいことは下記のご連絡先にご相談ください。

献体をおこなうには
入会手続きがお済みになりますと、献体登録証をお送りいたします。献体登録証には献体先の大学の連絡先など記載しておりますので大切に保管し、ご親族の方や身の回りの方々にもお伝えしておくことが重要です。また、献体される場合であっても、通常通り通夜・告別式など葬儀を行うことができます。


ご遺骨の返還について
解剖実習の前に、およそ1年かけてご遺体の防腐処置などをおこないます。解剖実習は10月から1月まで4ヶ月間行われます。日本大学歯学部ではご献体くださった故人への感謝の気持ちを込めて、毎年10月に追悼法要を行っております。解剖実習が終了しますと、ご遺体は一体ごと納棺し、大学側で丁重に火葬させていただき、ご遺族の方にご遺骨を返還させていただきます。お預かりしているご遺体の数や解剖実習の時間割の状況などにより、日本大学歯学部では3年から4年のお時間をいただくことがございます

お問い合わせ・ご連絡先
日本大学歯学部白菊会(日本大学歯学部解剖学第T講座)
〒101-8310東京都千代田区神田駿河台1-8-13
電話:(03)3219-8120
担当:赤池 延浩
 

日本大学 歯学部 
解剖学第T講座

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TEL 03-3219-8120
FAX 03-3219-8318